チタン製フレームのリム切れです。

接続箇所にそれぞれローを盛っていきます。

まずはくっ付きましたが、焼け跡があるので取り除きます。

焼け跡取り除いて地金が出てきました

なるべく色差を出さないよう塗装して完成です


セル系樹脂(アセテート)フレームのサングラス、フロント(前枠)の金属の飾りが反って取れかかってます…。

実用には影響しませんがファッションアイテムでもあるサングラスがこれではいけませんね。

一旦完全に取り外してフロント本体に溶剤や穴埋め用樹脂を充填します。

しばらく放置して溶剤が馴染むのを待ちましょう。

その間に飾りの反りを修正します。


樹脂と溶剤が馴染んで固まりかけたら飾りをはめ込みます。

そしてしばらく圧着。

完全に固まったら表面を仕上げて完成です(^^)!

時折見かけるバネ性のある部分の折れ(矢印)。

細くなっててしなやかさはあるんですが同時に力が加わり続けるので折れやすい部分でもあります。

しなやかさよりも強度を優先してくっ付けます。

塗装をして組み上げました。

別角度から

本来のしなやかさが失われ掛け心地は片側のみ硬くなってしまいましたが、見た目や実際の使用には支障ありません。

あとはフィッティングでバランスをとりましょう。

完成です!

学生さん使用のチタン製フレーム、各所に修理跡が見られますね。

レンズを留めるリムが切れてますがここも修理跡が…(・_・;。


もちろん直せる間は何度でも直します。

しっかり付け直して

磨きをかけます。

こういった何度も補修したフレームは塗装を施すと却って汚く見えることが少なくありません。

カラーメッキだと尚更です。

なのでこれで完成です。

今度は長く持つと良いのですが(^o^)。

閉店間際に大至急…!と持ち込まれたチタン製フレームで、すでにこれまで至る箇所をロー付け修理してます。

段取る時間もなかったので最小限の手間で直します。

外れたパーツも再利用しました。

前から。

10分そこそこでの引渡しでした。


いつもそんな時間でできるわけではありません。

進めていくうちに新たな不具合が発見されることも少なからずあるからです。

何事か起こった際のある程度の時間的余裕は欲しいですね(^^;。

セルフレームは長く使用すると油分が抜けて弾力性がなくなり表面が白濁化します。

こちらのテンプル(つる)がそれに当たります。

白濁化した箇所を削り落としツヤを復活させましょう。


外側ビフォー

アフター

内側ビフォー

アフター

長くご愛用のフレームだったので非常に感激していただきました。

改めて愛着が湧いてこられたご様子でした。

レンズもアップデートした度を入れて気持ち良くお使いいただけますね(^^)。

メタルフレーム丁番コマ切れです。

なんだか久し振りのような気がしますね、このような普通の(?)修理は。

切れた元の金具は熱を当ててテンプル(つる)から取り外します。

そして新しい金具を付けます。

組み上げて完成です!

塗装が必要なかったので10分少々でお渡し出来ました(^^)。


チタンフレームの「智(ち)」というリムとテンプル(つる)を繋ぐパーツが千切れてます


ただのロー離れでなくリムがゴソッとえぐられてますね…

たっぷりとローを盛って強度を確保しましょう。

付けたら磨いて

塗装して組み上げます。

テンプルを折りたたんでも歪みはありませんね。

相当近付かないと修理したとは分かりませんね(^^)

完成〜!

ナイロール(半縁ち)のリムの割れです。

溝を掘ったり穴を開けたり、でどうしても強度は落ちがちになりますね…(^^;

割れた箇所に下処理を施し

くっ付けて

糸を通す穴を開けて

塗装して組み上げてら

完成ですヽ(・∀・)!

こちらでよく紹介してるトマトグラッシーズと同じTR90という樹脂素材です。

これは溶剤を使えないので修理範囲が限られるのですが思い入れのあるフレームで何とか使えないか、と修理依頼が来ました。

丁番部、バネほ役割で負荷がかかり切ったのでしょうか…

メーカーにもパーツはなかったそうです。

接合部品を作りました。

そこにネジを通して

念のためにレジンでコーティングしました。

折れた部品もそれらしく形を整えて

取付けましたが違和感ないですね(^^)。

上から。

ネジの跡はワンポイントです(笑)。

バネ性は失われますが通常使用はできますので安心してご使用ください。

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